Water water everywhere...
Water water everywhere... / phil wood photo



今日はご本のご紹介。以前取り上げた2冊、『とっておきの気分転換』『自分らしくいられるための50の小さな約束』の姉妹本です。

>>『とっておきの気分転換』と読書感想
>>『自分らしくいられるための50の小さな約束』と読書感想

前回、前々回同様、50のレッスンに私の感想を付け加えてお送りいたします。

では、どうぞ。

Lesson 1 やりたいことを書いてみよう


やりたいこと、ありますか?

私の場合、療養中は「何もやりたくない」がやりたいこと。あるいは、「ラクになりたい」「健康になりたい」しか思いつきませんでしたねぇ。

Lesson 2 あたらしい誕生日


中学・高校の頃、「今日から私は生まれ変わる!」とか言って気合を入れるものの、結局何も変わらず落ち込む。っていうのを繰り返していました。

記念日をつくるのもステキですが、私は最近、誕生日や記念日に無頓着になりましたね。それでラクになった部分もあります。

Lesson 3 おとなになるということ


「おとなになる」ということは、
自分のやりたいことを、自由にできるようになるということ。

自由……。あなたは今、自由を感じてますか?

ある日の日記に「大人と書いてコウカツと読む」というメモがありました。私の身に一体何があったのでしょう? うん、でもやっぱり狡猾な大人にはなりたくないです。

Lesson 4 あたらしい下着


「下着は良質なものをつけなさい」ってよく聞きます。ボロッボロでヨレッヨレの下着つけてる女はロクな女じゃないらしいですよ。

……ロクな女じゃなくて悪かったわね!

Lesson 5 自分の列車


自分の乗る列車は、自分でえらぼう。
急行に乗っても、各駅停車に乗っても、
山にむかうのでも、海にむかうのでも、
どれでもいい。
列車は、途中で乗かえや、乗りつぎができるんだから。

あなたが今乗っている電車は?

私は「いい旅夢気分」で「ぶらり途中下車の旅」です。楽しーよ。(空元気)

Lesson 6 からだの声


あなたは身体の声を聞くのが苦手なタイプですね? ん? 違いますか?

私は超苦手ですよ。うつ病は、身体の声を無視し続けた結果なのかもしれませんね。うぅ。

Lesson 7 つらいことを人に言う


あなたはつらいとき誰かに「つらい」と言うのが苦手なタイプですね? ん? 違いますか?

私は超苦手ですよ。うつ病は、つらい気持ちを溜め込んでしまった結果なのかもしれませんね。うぅ。

Lesson 8 ちいさなたのしみ


私の今の楽しみは……、寝る前にマンガを読むことと、図書館で借りてきた本をバーッと読破することと、このブログを書くことと、好きなブロガーさんの記事を読むことと……って、ほとんど読むことですね。へぇ~、私読むことが好きなんだ。

あなたの小さな楽しみは何ですか?

Lesson 9 木にさわる


自然の力は偉大ですよね。「木」と聞いて私は「となりのトトロ」をイメージしました。木のトンネルや、さつきとメイがトトロたちと一緒に、発芽から大きな木になるのを喜んでいるシーン。あぁ、やっぱジブリ好きッス。

Lesson 10 こどものころの話


私は小さい頃の出来事を事細かに覚えていて、それを話すとよく驚かれます。そのとき誰がいて、どんな服を着ていて、何を言ったかまで記憶していることも。親より鮮明に覚えていることも多々あります。根に持つタイプなんでしょうか。はたまた、記憶を更新し続けているのでしょうか。ちょっとイヤです。

Lesson 11 おちこみたいとき


おちこみたいのに、無理をして、
元気なふりをしているほうが、
ずっと、ずっと、こころにわるい。

この状態ってほんとにつらいですよね。さらに、ずーっと「おちこみたい」気持ちが続くのもすごくつらい。うつ病……つらい病気です。

Lesson 12 雨の中を歩く


雨が降ると、忌野清志郎さんの「雨の降る日」を聴きたくなります。

雨の降る日は さみしいものさ
時計の音と 雨垂れが重なった

歌詞とメロディーとキヨシローの声に、濡れた心を託します。とか言ってみる。

Lesson 13 ありがとう


「ありがとう」と、ひとこと言うだけで、
いろんな人が、いい気持ちになるんだから、
「ありがとう」は、魔法の言葉。

その通りです。
>>うつ病で苦しんでいる人にキレイごとやありきたりなことを言いたくはないけれど、それでもやっぱり大事だと思う言葉

Lesson 14 ともだち


「ともだち」って何だろう?

私の理想の友人関係はここにありました。
>>『リトルターン』 挫折の苦悩から解放してくれる言葉たち

Lesson 15 お風呂マジック


全然お風呂に入れない時期もありました。それでも、何とか頑張って身体を洗って浴槽につかったときのあの解放感。鬱でつらいときでも心地良く感じられました。

Lesson 16 そのうち、うまくいく


だれでも、なんでも、はじめはうまくいかなくて、
「なんで、こんなにできないのかなあ」
と、おもったりする。
だけど、心配しないで。
(……)
何度か考えながら、やっていくうちに、
そこそこ、できるようになるから。

これ、社会復帰を目指す自分に言われてる気がしました。頭ではわかってるんですけどねぇ。

Lesson 17 からだにいいものだけを食べる日


何も食べられなくなった、あるいは、過食気味なったことをきっかけに栄養学を学びました、という話をたまに聞きます。「それいいな~」と思いながらも、いまだに実行されず。私は食に関することがどうも苦手らしい……。

Lesson 18 パワー・ストーン


以前友人に天然石のストラップをもらいました。「過去を癒して未来への幸せへの活力」という石。そのプレゼントに込められた友人の思いは、今でも大切なお守りです。

ただ、純粋に幸せを望む人の心につけ込んだぼったくりのパワー・ストーンやスピリチュアルな商売は嫌いです。

Lesson 19 自分への手紙


旅にでたら、自分にあてて手紙を書こう。
ですって。素敵ですね。

私は未来の自分に宛てて手紙(日記)を書いています。
>>素直に気持ちを打ち明けて、毒を排出デトックス

Lesson 20 ぐっすり眠る


眠れてますか?

3時間しか眠れない? 悪夢にうなされる? 午前3時や4時にパッと目が覚めてしまう? 朝寝過ぎてしまう? 昼過ぎまで起きれない?

つらいですよね、睡眠障害は。コレ全部私も経験済みなんで、そのつらさわかります。うーん、つらいですね……。

Lesson 21 おまじない


「イタトン!(痛いの痛いの飛んでけ~ by さらば青春の光)」

あと、ユリオカ超特Qさんのおまじないもなかなかオツですよ(参考記事)。

アブラカタブラ~。(「この言葉のようにいなくなれ」という意味らしいです)

Lesson 22 ゆっくり、お茶をのむ


お茶は、葉っぱでいれるほうが、だんぜんおいしい。
せっかくのお茶のじかんなんだから、めんどうくさがらずに。

へい、面倒臭がっております。でも、お茶は好きです。ティータイムが一日の楽しみです。緑茶、コーヒー、紅茶、チャイ、抹茶ラテ、ハーブティーetc. 守備範囲は広め。

Lesson 23 水の力


死海でプカプカしながら、本を読むのが夢です。

Lesson 24 ご褒美


うーん、そういえば自分にご褒美(物)あげたことないカモ。どちらかと言うと、「このチョコ食べて頑張ろう」「おいしいシュークリーム食べたから今月も生きてゆこう」という感じが多いですね。

自分にご褒美、前に進むモチベーションになりますね。

Lesson 25 肩の力をぬく


肩の力を抜こう、と思うと逆に意識しちゃってできないこともありますよね。

さあ、おおきく深呼吸をして。
首がコチコチになっていたら、くるくるまわしてみて。
背中がいたかったら、おおきく伸びをしてみて。
目がつかれていたら、青空をながめてみて。

Lesson 26 未来へのおもい


絶望に陥っているときは、未来なんてまったく見えません。自分が明るい未来を望んではいけないような気がしてしまうこともあります。まさに、お先真っ暗。

そういうときは、今この瞬間を感じましょう。例えば、呼吸に意識を向けてみるとか、体内を流れる血液の動きをイメージしてみるとか。

Lesson 27 おおきな声でうたってみよう


全力で歌って踊ってシャウト! スッキリしますよ。おし、カラオケ行きますか!

Lesson 28 植物を育てる


園芸店の店先で、
ふと、目についた花があったら、
自分のそばで、育ててみよう。

その結果、1週間で枯らしました。柄にもないことするもんじゃないですね。そんな私が言うのもなんですが、花や草木を愛でるのは心にも身体にも効きます。

Lesson 29 大切なもの


大切にしているものは、なに?
どんなときに、しあわせを感じる?
なにをしていると楽しい?

うーん、大切なものは、家族や友達。
猫の背中をなでているとき、しあわせ。
くだらないお喋りが楽しい。

探したら、もっとたくさんありそうです。

あなたの大切なものは何ですか?

Lesson 30 かいものかご


先日、買い物に行ったら、昔ながらの買い物かごを持ったおばちゃんを見かけました。そのかごからは、ネギがシャキーンと顔を出していました。「THE 買い物」って感じで笑っちゃいました。

Lesson 31 声を出して泣く


「泣きたいときは泣けばいい」って言葉ありますよね。私もそう思います。

でも、ずっと泣いてばかりの毎日でつらいときはどうしたらいいんでしょうね? 泣くと体力消耗するし、鼻の下ぐちゅぐちゅになって痛いし。

Lesson 32 ダイエットの意味


ダイエットの本来の意味は「健康的な体型になるための食事療法または食事そのもの」。痩せすぎの人が食事療法により食べる量を増やして適正体重に戻すことも含まれます。

摂食障害の人の話を聞いていると、つらい思いを抱えているんだなぁ、と胸がしめつけられます。身体だけじゃなく心にも相当な負担がかかっていて、例えば過食嘔吐してしまった自分への嫌悪とか、苦しそうで……。

太っていることがコンプレックスでどうにかしたいと思う気持ちもすごくよくわかりますし。

個人的には、「今テレビに出てるモデルはムダに細い! ガリガリOKなのはパリコレレベルっしょ?!」というよくわからない基準を持っています。ぽっちゃり系女子というジャンルが盛り上がるといいですね。と言いながらも、渡辺直美さんの健康が心配で仕方ありません。

やはり、ほどほどが大切ですね。

Lesson 33 掃除、洗濯


できるもんならしてますよね。
>>これだけでOK!心のホコリを落とす3つの小技
>>太陽の恵みとささやかな幸せを――難易度別ふとんクリーニング法

Lesson 34 実行にうつす


療養中、誰かに「すぐ実行に移せばいいんだよ」って言われたらムカつきます。あるいは、実行に移せない自分を責めて泣きます。つらいですね。

やりたいことが見つからない人は、
「そのうち、やりたいことがでてくるさ」と思って、
のんびりかまえていよう。
やりたいことが見つかるまで、
こころのなかに、エネルギーをためていればいいんだから。

Lesson 35 ほんとうの女らしさ


ほんとうの「女らしさ」は、
「その人らしい、やさしさがある」っていうこと。
だそうです。私は、色気のあるエロい女がいいなぁ。そういう女になりたい、なれるもんなら。

Lesson 36 自分を信じる


どうやったら自分を信じられるようになるんでしょうね。信じるって難しい。

Lesson 37 花をいける


小学生のときお花係になって、家の近くに咲いている花を摘んで学校に持って行ったな~とふと思い出しました。そういう気持ち、大切にしたいですね。

カーリー(假屋崎省吾さん)を見ると、なぜかほっこりします。これはお花パワーによるものなのでしょうか。

Lesson 38 とつぜんの、おもいつき


最近、ふっと思いついたこと。……カーリー。じゃなくて。うーん、ないカモ。

直感を優先しているときって、充実感がある気がします。「そうだ、京都行こう。」的なノリですよね。

そうだ、ボールペンの替え芯買いに行こう。

Lesson 39 本をたのしむ


最近思うようになったのは、「読書家は信頼できる」「とりあえず本読んどけば間違いない」ということ。

単純に本を読むのが好きというのもありますが、確実に知識が豊富になって、世界が広がる心地良さが最高です。
>>人生の答えが見つかる!簡単・シンプル3つの読書ハウツー

Lesson 40 ボランティア


体調が少しずつ安定して「何かしたい」と思うようになったとき、主治医に「ちょっとしたボランティアに参加するのもいいかもしれませんね」というアドバイスをもらいました。

ボランティアについてネットで探したり、自治体の情報にあたったりしたのですが、結局何もしないまま今に至ります。いくら無償だからって、いい加減に参加するのはいやだな~と思って。

Lesson 41 かわっていくもの


「女心と秋の空」「男心と秋の空」
「男心と秋の空」は主に女性に対する男性の愛情が変わりやすいことをいうが、「女心と秋の空」は男性に対する愛情に限らず、感情の起伏が激しいことや移り気なことをいう。
だそうです。変わることは自然なこと。

Lesson 42 いやなところ、いいところ


多分あなたは、自分の嫌いなところはスラスラ言えるのに、良いところは「ない!」って思っているのではないでしょうか?

短所は長所でもあります。

例えば私の場合、
短所:①ネガティブ ②クソ真面目 ③自分がない ④人の言葉を鵜呑みにしがち ⑤根に持つ
 ↓
長所:①謙虚 ②誠実 ③空気を読む ④素直 ⑤思慮深い

こうなります。自分では全然こんなふうに思えないんですけどね。あと、空気を読むのが長所なのかは疑問です。相手を思いやれる、みたいな感じですかね。

Lesson 43 じてんしゃ


この季節は自転車に乗るのが気持ち良いですね。夏、自転車で坂なんかのぼった日にゃ、汗噴き出してエライことになりますからね。

Lesson 44 エネルギーをうごかそう


「とりあえず身体を動かそう」とのことですが、エネルギーが枯渇しているときはどうしようもありませんよね。ちょっと頑張って散歩に出かけるのもいいんですが、本当に調子が悪いときはそんなに無理する必要はないかな、と思います。

まずは、エネルギーの充電を。

Lesson 45 旅にでる、もしくは想像する


私はよく地図上旅行に出かけます。世界地図や、日本地図、道路地図、路線図、住宅地図など。どこに何があって、どんなルートで行こうかな~と想像して。車で行こうか、電車で行こうか、バス、飛行機、船、自転車、徒歩、どれにしようかな~なんて考えながら。お金もかかりませんからオススメです。

Lesson 46 ひとりの時間


孤独な人間は、この世でもっとも強い。
ヘンリック・イプセン(ノルウェーの劇作家 )

Lesson 47 植物のかおり


私はオシロイバナの匂いが好きです。なんて説明したらいいのかわかりませんが、子どものころ、オシロイバナの匂いを嗅ぐたびに、ポワワ~ンと嬉しい気持ちに浸っていました。

Lesson 48 自分のきもち


「自分の気持ちを大切にしよう」って言われても、目に見えない気持ちをどう扱ったらいいのか困ってしまいます。

良い気持ち? 悪い気持ち?

まずはこの2択から始めましょうか。

Lesson 49 すきなことは、どんどんやろう


あなたの趣味は何ですか?

「好きなこと、ない」とおっしゃるあなたにはコチラをどうぞ。
>>学校では教えてくれない、自分に合ったストレス解消法を見つける3つの方法

Lesson 50 一生いっしょ


自分の人生は、じぶんが主人公。
たのしくするのも、つまらなくするのも、
わらってすごすのも、愚痴をいってすごすのも
自分次第だってことを忘れずに。

「自分次第」。私はこの言葉に励まされたこともあれば、苦しめられたこともあります。

考え方次第で良くすることもできるけれど、自分の力だけではどうしようもできないこともあります。そんなときに「自分次第」と考えると、自分の頑張りが足らなかったからだと自責の念に駆られ、不相応な苦しみを味わうことになります。

自分いじめはやめましょう。

楽しくしてもいいし、つまらなくしてもいい。
笑って過ごしてもいいし、愚痴を言って過ごしてもいい。

「一生いっしょ」のパートナー。「ありのまま」を大切に。

最後に


いかがでしたでしょうか? うつ病療養中、ちょっと元気になってきたときに実践したい50のレッスンです。

この本の帯にはこんなメッセージがあります。
心の水分が不足したら、この本を開いてみて。こころだって水をやらなければ枯れてしまうのだから

「心の水分が不足したら、このブログを開いてみて」と、自信を持って言えるように精進します。


最後までお読みいただいたお礼に、あなたの長所をお教えいたしましょう。

あなたは、忍耐強く、器の大きい人間です。

お付き合いいただき、ありがとうございました。



<本日の一冊>
廣瀬裕子著 杉浦さやか絵 (1995年)『こころに水をやり育てるための50のレッスン』 大和書房