あーもう、困ったことばっか。
悩みの種が尽きないよ。
ほんとにもうイヤになる。
そんな苦悩を抱えるあなたに。今日は、簡単に悩みを減らす方法をご紹介いたします。ぜひ、参考にしてみてください。
悩みを減らす3ステップ
この対処法は、精神科医の宮島賢也氏が紹介している手軽でシンプルな方法。宮島氏はこれを治療の一環として行っているそうです。
>>『医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣』と読書感想
では、3つのステップ、例を挙げながら見ていきましょう。
ステップ1 紙とペンを用意してください。
チラシの裏、ノート、何でもOKです。ペンはスラスラかけるものを選びましょう。インクの出が悪いと「あー、んもう!」ってなりますのでね。
ステップ2 あなたが今悩んでいることを書き出してください。
例えば……
ステップ3 主語が自分ではない悩みをすべて消しましょう。
こんな感じで……
あ~ら不思議! 悩みが半分以上消えてしまいました~。
はい。というわけで、消した悩みは解決をあきらめてください。残念ながら、いくらあなたが頭を悩ませても、変えられないものもあるのです。特に、他人を変えることは本当に難しい。
モヤモヤは簡単に消えないかもしれませんが、悩みを選別することで、少しは頭の中がスッキリするのではないでしょうか。
自分の悩みをたくさん書き出す4つのコツ
いざ自分の中に渦巻く悩みを書き出そうと思っても、言葉にするのが難しい場合もあるかもしれません。
そんなときは、「ブレーンストーミング」の要領でいきましょう。「ブレーンストーミング」とは、より良いアイデアを出すために集団で行う技法。企画会議などでも取り入れらる方法です。
ブレインストーミングの原則は以下の4つ。自分がどんなことで悩んでいるのかわからないときは、これらのポイントを参考にしながら手を動かしてみましょう。
- とにかく思いついたことをたくさん書き出す。
- 多ければ多いほどいいので、深く考えず書き出す。
- 「バカバカしい」と思うことも、どんどん書き出す。
- 書き出した悩みの一部を変えたり、くっつけたりして新たなアイデアにする。
難しく考えず、直感で。
あと、無理のない範囲でね。
最後に
人間は悩む生き物。人は悩むことで成長していく、という言葉もあります。となると、悩みを減らす必要はないのかもしれません。
でも、私はあなたに伝えたい。「あなたの心を苦悩でいっぱいにしなくていいんだよ」と。
ポジティブに考える必要もなければ、批判する必要もありません。そのまんまを、そのまんまに受けとめて、「私って、悩んでばっかだよね~」と今の自分を知ってあげてください。
最初はうまくいかないかもしれません。悩みがあるのに何も書けないときは、言葉になるのを待ちましょう。あなたの感情はとても大切なものですから、焦らずじっくり丁寧に向き合っていきましょう。何度も繰り返すうちにコツがつかめるようになります。
こんがらかった悩みの糸を無理にひっぱると、余計にぐちゃぐちゃになってしまいます。少しずつ慎重にほどいていきましょう。
<参考書籍>
宮島賢也 『 医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣 』 中経出版 2012年
唐渡雅行 『 うつ病診療最前線―再発させない治療法 』 時事通信社 2010年
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