有名人のうつ病関連ニュースです。
丸岡いずみ、涙のシネマ婚!うつ病初告白

元日本テレビキャスター、丸岡いずみ(41)が19日、昨年8月に結婚した映画コメンテーター、有村昆(36)とウェスティンホテル東京で挙式・披露宴。新郎が発案した“シネマ婚”に感激の涙を浮かべた。
(MSN産経ニュース 2013年1月20日配信)

東日本大震災の取材で厳しい現場を目の当たりにし、うつ病を患ったという丸岡いずみさん。その後、重いうつ状態でふさぐ丸岡さんを有村さんが支え、苦しい時期をともに乗り越えてこられたとのこと。

良かったですねぇ~。お幸せに。


さて、私「結婚・病気」と聞くと思い出すことがあるんですよ。2009年2月に入籍した水嶋ヒロさんと絢香さん。

水嶋ヒロ・絢香、2ショット会見で結婚報告

バセドウ病を患う絢香さんを守りたいと語った水嶋さん。この言葉、印象に残っている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

この結婚のニュースを思い出すたび、「絢香には水嶋ヒロがいる。私には誰もいない」そんなことを思って落ち込んでいた日々がよみがえります。我ながらバカだなー。

ハイ。というわけで、今日はうつ病患者の結婚問題について語るの巻。

はじまりはじまり~。



現在、私ナミは27歳・独身。そうです。お年頃なんです。

25歳を過ぎた頃からでしょうか、結婚・おめでた・出産…etc. 幸せいっぱいの報告が私のもとへ届き始めました。

テレビや雑誌なんかを見ていても、「周りがどんどん結婚していき、取り残されるんじゃないか」というアラサー女性の不安や焦りの声をよく聞きます。

私もそんな女性たちと同様に、結婚についての不安や焦りを強く感じていました。もう「結婚」という言葉にめちゃめちゃ敏感。

恋愛・結婚とは無縁の生活を送っている私。それプラス自分がうつ病であるという事実。仕事も辞めて無職。自宅療養中という名の親のすねかじり。それらのことが私の心をさらに重くしました。

「自分を愛してくれる人なんていない」
「私なんて結婚もできずに、不幸な人生を送るんだ」

正直、友人・知人の結婚報告を、私は全然喜べませんでした。それどころか、相手をひがんだり、そねんだりしていました。

【ひがむ(僻む)】曲解して、自分ばかりが損な(低い)立場に立たされていると思い込む。
【そねむ(嫉む)】〔他人の幸運や長所を見て〕自分にはそれが望みえないことを不満に思い、相手に悪事が起こればいいと思う。
【曲解】〔相手の言葉などを〕すなおに受け取らず、ひねくれて解釈すること。
(新明解国語辞典より)

性格悪っっ……!

さらには、「だって、そう思っちゃうものはしょうがないじゃん」「どーせ私の性格は曲がってますよ~」と開き直る始末。

と、恥ずかしながら、ほんの3カ月ほど前まで、私はこんなひねくれた考え方をしていたんです。


何がきっかけで私は変わったのか? 

考えてみたものの、特に思い出すエピソードはありません。おそらく、一番は時間が薬になったんじゃないかと思います。その中で、自分なりに本を読んだり、音楽や映画を楽しんだりして今までとは違う考え方を知ることができたのかなと。

そんなこんなで、悩みと共に長い時間を過ごしてきました。そして、私は少し変わりました。

友人・知人の結婚を喜べるようになったし、子どもができたと聞けば「無事に元気な赤ちゃんが生まれますように」と素直に願えるようになりました。

3か月前までの自分と、今の自分。一体何が変わったのか?

私に良く効いたのは、「あきらめよう」と自分をなだめることでした。

すごく心がラクになった!絶望中のうつ病さんを救う「諦める」選択

あきらめるといっても、決してネガティブな考え方ではありません。

「そんな死ぬ物狂いでやらなくてもいいよ」「自分のペースで楽しくやろうよ」と、今ここにいる自分を大切に、優しくしてあげようと思ったんです。

私の場合、高い理想を求めすぎる傾向が強くて、たいした能力もないのに完璧主義というまったく困った性格でして。それで、いつも自分に厳しくストイックに負荷をかけすぎてオーバーヒートしてしまうのです。

だからそんな自分に「自力で空を飛ぶのはあきらめよ?」「新たな能力を手に入れるのはあきらめよ?」「100%、完璧はあきらめよ?」と言い聞かせました。

そんなことを繰り返すうちに、自分の中に新たな考え方が浸透したようです。

「自分を愛してくれる人なんていない」
   ↓ ↓ ↓
「別に、私のこと愛してくれる人がいなくてもいいじゃん」
「たとえ孤独でも、人生は楽しめるよ」


「私なんて結婚もできずに、不幸な人生を送るんだ」
   ↓ ↓ ↓
「結婚できなくてもいいじゃん」
「独り身だからできることもあるし、幸せにもなれるよ」
「何なら幸せにならなくてもいいし」


今の私は、こんな思考回路になりました。多少極端な感はありますが。

こうやって考えられるようになってから、ずいぶんラクになりましたね。悲愴感や孤独感が和らいだし、「今」の自分に満足できるようになりました。

これまで無意識のうちに「○○しなければ!」と自分自身を縛り付けていたこだわりから解放されたんじゃないかな~と思います。

今もうつ病の症状が完全になくなったわけじゃないし、仕事もできない、お金もない、恋人もいない。だけど、自由になれた喜びを感じています。

「ねたましい」を数えるんじゃなくて、「ありがたい」を数えるのです。
これは美輪明宏さんの言葉。

感謝の気持ちに目覚めたら、しめたもの。

そのときがくるまでは、のんびりゆっくり待つことにいたしましょう。


<本日の一冊>
三輪明宏 『地獄を極楽にする方法』 主婦と生活社 2003年