悩みを抱えるすべての人に、ご紹介したいサイトがあります。

本多時生 「幸せのホームページ」


1996年に開設され、現在も毎日更新されている本多時生さんのサイトです。

「幸せのホームページ」との出会い


私がこのサイトに出会ったのは、うつ病と診断される2年程前、ちょうど、うつっぽい症状が現れ始めた時期でした。いくつもの悩みを抱え、落ち込んでばかり。気持ちを切り替えようと必死になるものの、どうしたらいいのかわからず、途方に暮れていました。

自分の中に広がるモヤモヤをどうしたら晴らすことができるのか、その答えを求めて、本を読み漁り、ネット上をウロウロして情報を探していました。そうして行き着いたのが、この「幸せのホームページ」。

このサイトのトップページを見た瞬間、「ここに解決策があるはずだ!」と私は確信しました。

「幸せのホームページ」の効用


その確信は間違っていませんでした。問題をキレイさっぱり解決できたわけではありませんでしたが、自分の中に渦巻いていたモヤモヤが、スーッと晴れていくのを感じました。

本多さんの言葉は、私の中の寂しさや孤独感を慰め、優しく包み込んでくれました。自分の気持ちに共感してもらえた気がして心が癒されましたし、「私だけが悩み苦しんでいるんじゃない」ということを知りました。

その後も、心が弱るとこのサイトを見て、エネルギーを補給していました。そうして何とか憂うつな毎日から抜け出し、走り始めることができたのです。

しかし、今振り返ると、当時の落ち込みはうつ病の兆候だったのだと思います。もはや根性論で何とかできるものではなかったのです……。

極端なネガティブ思考に注意


「幸せのホームページ」には、明るく前向きに生きていくための言葉が溢れています。具体的ですぐに実践できる解決策も多く、学ぶこともたくさんあります。

しかしながら、極端なネガティブ思考に陥っているときにはどんな言葉も素直に受けとめられませんでした。前向きで健全な内容が眩しくて……。

心のバランスが崩れているときには、メッセージをねじ曲げて受け取ってしまうんですよね。「そんなのキレイごとだ!」と批判したくなった り、「こういう考え方ができない自分はダメだ」と自己否定してしまったり。私自身、そうやってネガティブに捉えてしまうことが多かったので、気分が良くないときは閲覧しないようにしていました。このサイトに限らず、できるだけ情報を遠ざけて。

うつ病回復のために考え方を変えることは重要です。ただ、「考え方を変えればうつ病は治る」という単純なものではありません。長年培ってきた簡単に思考を変えることはできないし、意志の力だけでは解決できない問題もあります。

そういうときは、あれこれ考えず休む。まずは、心と身体を落ち着かせることを最優先に。冷静に考えられないときはすべてが偏った解釈になってしまうので思考も停止。ぐるぐる思考はいったん休憩させましょう。

精神的にも身体的にも落ち着いて冷静に考えられるようになったら、少しずつ整理するつもりで自分の気持ちに向き合ってみる。

そのとき、「幸せのホームページ」は力強い味方になると思います。

まとめ


「幸せのホームページ」にはさまざまな工夫がこらしてあります。悩みを解決するヒントを探したり、暇つぶしにボーっと眺めてみたり。心がふっとゆるめてくれます。

さまざまな悩み、人生の問題も具体的に示されているので、ピンポイントな言葉が見つかるのではないでしょうか。

心が疲れたら、ぜひ一度。

本多時生 「幸せのホームページ」

本多時生さんへの感謝を込めて。