本日、5週間ぶりの通院日でした。症状や食欲、睡眠について、先生に一通り伝えたあと、質問をしてみました。

「今の私は、どの段階にいますか?」

急性期の一番症状がひどかったときと「寛解」までの間で、私は今どの位置にいるのか? 寛解まであとどのくらいなのか? ということを聞いてみたんです。

すると……

先生:寛解と言っていいですね

私: えっ……?! 

   それって、私にとってはけっこう重要なことなんですけど……。
   先生、そんなサラッと言っちゃう~?!

予想外の回答に、戸惑いました。


私が質問をすると、先生はとっさに白衣のポケットからハンドブックのようなものを取り出して、「寛解」について書かれたページを示し、説明してくれました。

寛解には、「部分寛解」と「完全寛解(寛解)」があり、寛解の定義は、大うつ病エピソードが2カ月以上あらわれていないこと。

※大うつ病エピソード……うつ病の症状。食欲、睡眠障害、希死念慮など、9つの項目が定められている。

これらの定義に沿って考えると、今の私は2カ月以上、大うつ病エピソードがあらわれておらず、安定した状態が続いています。先生のおっしゃる通り、確かに「寛解」に当てはまります。

とは言っても、薬はしばらく飲み続けなければいけません。抗うつ薬を急に中断すると、不調が生じるかもしれないからです。

それに、今は安定していても、何かのきっかけで再発する可能性もあります。

先生にも「しばらくはこのまま、治療を続けましょう」と言われました。油断大敵、まだまだ注意が必要です。


これまで「寛解」を目指して治療を続けてきたのですが、いざ寛解だと言れると、正直なところ、喜びよりも不安の方が大きいですね。一度、再発を経験しているので、「またうつ病の波が来るかもしれない!」という恐怖心が常にあります。

まぁ、あまり深く考えすぎず、今まで通り、焦らずに自分のペースで治療を続けようと思います。


寛解というちょっとした区切りを記念して(?)、久しぶりにうつ病診断をやってみました。「治ったかどうかのチェック」という今の私にピッタリな診断です。

チェック4:治ったどうかのチェック | うつ病ドリル
 
最近1週間の具合について、17個の設問に答えていきます。合計の点数が7点以下であれば「寛解」です。

私の点数は……7点

ほんとに寛解なんだぁ、と実感しました。

この診断の解説にもありますが、うつ病診断のチェックリストはあくまでも目安であり、絶対的なものではありません。うつ病と健康の間にはっきりとした線引きはないんですね。

今の自分の状態や目指すべき目標を知るため、あるいは自信を付けるため、試しにやってみよう、くらいに考えておくのがいいようです。

うつ病診断については、後日改めてご紹介する予定です。

【追記:うつ病診断についてまとめました】
私はうつ病?苦しい毎日を抜け出すヒント・無料うつ病チェック診断まとめ