今日はオススメの映画をご紹介します。自宅療養中のうつ病女子向け(?)作品です。
監督:長崎俊一
出演:サチ・パーカー、高橋真悠、りょう、大森南朋、高橋克実、木村祐一
<あらすじ>
中学生になったばかりのまい(高橋真悠)は登校拒否になり、大好きなおばあちゃん(サチ・パーカー)の住む田舎で過ごすことになる。日本に長年住むイギリス人のおばあちゃんは、西の魔女と呼ばれていた。まいはおばあちゃんから魔女の手ほどきを受け、何でも自分で決めるということを教わる。(yahoo!映画より)
とても素敵な映画です。まるでジブリの世界が再現されたような作品で、冒頭からグッと引き込まれます。私の好きな邦画ナンバー1と言ってもいいかも。
この作品をオススメする理由はそれだけではありません。この作品には、人生を明るく優しく穏やかに生きていくためのヒントがたくさん散りばめられています。
それは、私がうつ病治療の中で感じたことや見聞きした言葉に通じるものばかりでした。まるで、私自身の生活や生き方について言い当てられたような気がして、ドキッとしたり。
この作品で描かれているおばあちゃんは、女性として見習うべきことろがいくつもあります。穏やかで優しく温かい人柄、そして凛とした態度。見本にすべき女性だと思います。こんなふうに人と接することができる女性はモテるでしょうねぇ~。
◆
登校拒否をきっかけに、田舎のおばあちゃんの家で過ごすことになった中学生のまい。ひょんなことから、彼女はおばあちゃんの指導のもと魔女になるための修業を始めます。
魔女になるために必要なのは、精神の強さ。
「精神力を鍛えるために何をしたらいいのか?」
おばあちゃんがまいに課したのは、とてもシンプルなことでした。
- 規則正しい生活
- 三食しっかり食べること
- 運動をすること
そして同時に、「どんなことでも自分で決める」ということを教えられます。
まいは、これらのことを実行するため、一日のスケジュールを決めて紙に書き出します。
一人前の魔女になるため、まいは「今の自分を変えよう」と決心。そこから、まいの生活は活気づいていくのです。
早起き、掃除、洗濯、料理、皿洗い、庭仕事……etc. 魔女修行に励む日々。
そんな毎日の中で、「私がやっていることは正しいんだろうか」「私はダメなんだ……」とまいが不安を感じたとき、おばあちゃんは静かにこう言います。
「焦らなくていいんですよ」
また、まいがどうしても好きになれない人に対する嫌悪感や疑念をあらわにすると、おばあちゃんは、こんな言葉をかけます。
「憎悪や疑惑で心の中をいっぱいにしないで」
おばあちゃんがまいに伝えるメッセージはたくさんあります。あなたの心に響く言葉もきっと見つかるはずです。その言葉が魔法となって、勇気をもらえたら素敵ですね。
◆
おおらかで優しく温かいおばあちゃんの言葉は、スーッと心に入ってきます。自然を愛し、大切に育て、その恵みを享受する。そんな謙虚な生き方はとても美しく、心が癒されます。
木々が生い茂る森やその小道、広大な空、そして、川のせせらぎなど、豊かな自然に囲まれて、まいの心が癒されていくのがわかります。ぐちゃぐちゃに絡まった細い糸が、スルスルとほどけていくように……。
そんなシーンを観ながら私は、森林浴による絶大な効果を確信しました。日差しを浴びて、草原に寝ころんで、グーッと伸びをしたら、気持ちいいだろうなぁ~。
ちょっと想像してみてくださいな。ほわわわわわ~~~
青い空、白い雲、緑いっぱいの大地、そしてふり注ぐ太陽の光。
目を閉じて、ゆっくりと……。
イメージって、大切です。慣れてくると自由にイメージすることが楽しくなってきます。
ストーリーやキャスト、映像の他に、音楽もまた素敵です。優しく穏やかなメロディーは作品を引き立てています。
映画を鑑賞する気分になれないときは、流しておくだけでもいいかもしれないですね。ぼんやり眺めるだけでも癒されそうです。
素敵な魔女(モテる女?!)になるために。一日のスケジュールを作ることから始めてみませんか?
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