前回、精神を強く持つための3つの方法をご紹介しました。
>>明るく優しく穏やかに生きていくためのヒント
①規則正しい生活
②三食しっかり食べること
③運動をすること
今の乱れた生活を変えるために、一日のスケジュールを決めて、紙に書き出す。これが人生の達人になるための最初の一歩です。
しかしながら、です。スケジュールを立てて、生活を変えるって……。精神を強く持つどころか、精神のバランスが崩れてコントロールできない状態だから、薬飲んで、療養してるんだっちゅーの! ねぇ?
ご飯を食べたくても食べられないから悩んでるんだし、身体が思うように動かなくて、気持ちもついていかないのに、運動なんてできるわけないでしょう?ねぇ?気持ち次第で生活を変えられるんなら苦労しませんよ! ねぇ?
……って、「精神を強く持つために」と言ったのは私です。ゴメンナサイ。
でもね、この方法が精神を強く持つために有効なのは本当です。ただ、しんどい思いをしている人に「精神を強く持て」というのは不適切でした。言葉を変えます。
明るく優しく穏やかに生きていくために、不安や焦りを受け流してラクに生きていきましょう。
こんな提案。いかがでしょう?
昼夜逆転の生活は健康によろしくない
乱れた生活を正すためには、どうしたらいいのでしょうか?
そもそも、規則正しい生活って何?
なぜ規則正しく生活しなくてはいけないの?
人間にとっての規則正しい生活とは、太陽の動きと共に生きること。日が昇るころ起きて、日中に活動し、日が沈んだら身体を休める。
では、なぜそのような生活をする必要があるのか?
それは、ヒトが昼行性の動物だから。「私は夜行性だから」と言う声をよく聞きますが、それは人間の本能的なプログラムを無視しているだけ。
とは言え、今や24時間営業のコンビニやスーパーも当たり前だし、工場は休むことなく操業し続けています。そのような環境にあって、昼夜逆転の生活を送る人が増えるのは当然です。
私の周りにも真夜中に働いている人がいます。話を聞くと身体の不調を訴える言葉ばかり。「夜中働くようになってから身体がおかしい」「できることなら、こんな生活さっさと抜け出したい」。
このように、昼夜逆転の不規則な生活がプラスに働くことは少ないようです。
昼夜逆転の生活を正すための3つのステップ
規則正しい生活・早寝早起きをしたらちょっとイイことあるかも?!
というわけで、無理なく生活を改善していくため、自分に合ったやり方を探っていきましょう。そのために3つのステップを設定しました。
- 最近の1日の過ごし方を書き出す
- 理想の1日の過ごし方を書き出す
- 生活を正すための目標をひとつ決め、書き出す
あとは、「実践 → 記録 → 目標の見直し」 この繰り返しです。実際に紙に書いてみる、というのがポイントですね。
1.最近の1日の過ごし方を書き出す
今のあなたの生活はどんな感じですか?
何時に起きて、何時に寝ますか?
日中は何をしていますか?
ご飯は食べていますか?
最近の一日の過ごし方を書き出してみましょう。日によって過ごし方が違う場合は、昨日のこと、あるいは「この日はひどかったな~」という日の過ごし方を書いてみてください。良い子ぶらず、正直に。
え? こんなひどい生活を書き出すなんて恥ずかしい?
大丈夫、そのスケジュールを見るのはあなただけですから。
一例をまとめてみました。
実際に書き出してみると、自分のダメさ加減を思い知らされるようでガッカリするかもしれません。難しいかもしれませんが、今の自分を否定しないでありのまま受け止めましょう。
2.理想の1日の過ごし方を書き出す
例えば、こんな感じです。
理想の過ごし方は目につくところに貼っておくのもいいですね。
3.生活を正すための目標をひとつ決め、書き出す
例えば、
- 少しでもいいから朝ごはんを食べる
- 22:00以降はパソコンをやらない
- いつもより10分早い13:50に起きる
1週間、連続で目標を達成できたら、次の目標をまたひとつ決めましょう。一日でもできない日があったら、ふりだしに戻って、また同じ目標。これを繰り返していきます。
目標とその達成度も紙に書き出すと効果的ですね。
例えばこんな感じ。
目標を達成できたら日付を書き込んでいきます。
こうやって書き出していくと、頭の中で考えているよりよくわかりますし、自分にも褒めてあげられることがあるんだなと気付けます。
できたことを数えていく作業は、とても楽しい。幼稚園の出席カードにシールを貼っていく感覚です。スタンプを押していくのもいいですね。楽しめる工夫も大事です。
私も最初はなかなか自分を褒めることができなかったのですが、実際に自分で書いた記録をみることで、「ゼロよりはましだ」と考えられるようになりました。
まとめとおまけ
毎日少しずつ取り組んでいくのが理想ですが、完璧を求めたり、全力投球したりしてはいけません。調子が良くても6分目、6割の力が出せれば十分です。
しんどいと思う日は休めばいいし、嫌になったらやめればいい。
少しでもラクに過ごすために生活を見直そうとしているのに、それを実践すること自体が負担になってしまっては本末転倒ですからね。決して無理はしないこと。これが前提です。
気が向いたときに少しずつ。
▼スケジュール表と目標達成チェックシート貼っておきます。よろしければお使いください。(右クリック→画像保存→保存したファイルを開く→印刷)
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