こんばんは。最近「リンダリンダ」の替え歌CMが気になって仕方ないナミです。

ブルーハーツ効果を狙って宣伝してやれという商売人をガツンと言わせてやるためにも、今日はブルーハーツの曲を紹介するしかないでしょう。

ドブネズミみたいに美しく生きていく方法。支離滅裂・意味不明・発狂しながらも、しなやかに生きていく方法。

……じゃなくて、今日は胸が苦しくて仕方がないときに救いとなるナンバーです。

では、どうぞ。

仮面をつけて生きるのは息苦しくてしょうがない


胸が苦しく苦しくてどうしようもなくなってしまうこと、ありませんか?

涙が止まらない。呼吸も荒くなって息苦しい。
「もう嫌だ!」「死んじゃいたい!」
自己嫌悪に陥って、お先真っ暗。

こんなふうに絶望に打ちひしがれたとき、私がいつも思い出すフレーズがあります。

♪ なんだかとても苦しいよ~

興奮状態で理性なんて吹っ飛んでいるのに、頭の隅っこに、妙にはっきりとこのフレーズが浮かぶんです。

これはブルーハーツの「チェインギャング」の一節。
一人ぼっちがこわいから ハンパに成長してきた
なんだかとても苦しいよ 一人ぼっちでかまわない
ガラガラ声でマーシーが歌う。

コレもう、まさに、ズバリその通りなんですよね。矛盾した考え、葛藤する心。一体自分はどうしたいのか、わけわからなくなっちゃってる状態です。

「何の解決にもなってない」と言われたら返す言葉もないのですが、「こうやって苦しんでいるのは私だけじゃない」と思えることって、かなり大きいことだと思うんですよね。

こういう心理を表現する人がいて、それを評価する人がたくさんいる。つまり、みんな苦しみを抱えながら生きているということなのかな? と。

そう考えると、少し心強く思えます。

世界が歪んでいるのは僕のしわざかもしれない


ときに、ブルーハーツには中二病的要素があるという意見を聞きます。「中二病」の定義はよくわからないし、かなりいろいろな症状があるようなので一概に言うことはできませんが、コンプレックスや自分の存在について、ああでもないこうでもないと考えている人、私は好きです。自分自身がそうだからかもしれません。

それに、他人に迷惑をかけたり、犯罪や反社会的な言動に及ばなければ、特に問題はないと思うのです。中二病を否定する理由は何もない。真面目に中二病と向き合って生きていっても良いし、「うわ~、アイツ痛いわぁ……」と当人を笑って見下しながら生きるのも良し。

どんな生き方であれ、本人が満足していることが大切です。


生きているっていうことはカッコ悪いかもしれない


そんなわけで、今回は胸が苦しくなったときの救いのナンバー「チェインギャング」とともにお送りいたしました。

「チェインギャング」以外にもブルーハーツの曲には心に残るメッセージがたくさんあります。ブルハの魅力はストレートに届いてくるところ。

実際、苦しくて涙が止まらないほど心を痛めているときに冷静に対処することなんてできません。そういうときにできるのは、ひたすら泣くか、思いっきり悲しむことぐらい。だから、何も考えられなくても大丈夫。

ただ、気分が少し落ち着いたら、自分が愛されるべき存在であることを思い出してください。

そしてあなたが、心の支えとなる素敵な音楽に出会えますように。



<本日のBGM>
THE BLUE HEARTS 「チェインギャング」

見出しはこの曲からの引用です。「チェインギャング」収録の2ndアルバムもお気に入りです。

このジャケット写真を見ると、複雑な気持ちになりますね……。