現在うつ病で自宅療養中のあなたへ。

「やる気が出ない」
「生きる気力がなくなってしまった」
「頑張らなければいけないのに」

そんなあなたにお伝えしたいことがあります。「気力がない」「何とかしきゃ」と悩むあなたに私がお伝えしたい、たった一つのメッセージ。

それは……


気力が回復するまで待つべし!


以上。


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なぜ気力が湧かないのか?


気力が湧かないのは、エネルギーが不足しているからです。

なぜエネルギーが枯渇してしまったのか?

  • 何らかの形でストレスを抱えていたり、大きなダメージを受けたことで、たくさんのエネルギーを消費してしまった。
  • エネルギーを回復させる習慣がなかった。

ということは、エネルギーの減り具合に注意しながら、新たなエネルギーを補給する習慣をつければ、ある程度の気力をキープしながら生活できる! はず!

無気力っていうのは「ガス欠」状態


ひとつ例を挙げて考えてみます。

車が走る様子をイメージしてみましょう。

その車を運転するAさん。Aさんは会社に向かうため車を走らせていました。時間に遅れないよう、必死に運転しています。すると突然、車が止まってしまいました。「何で動かないんだ?!」Aさんは慌てふためきます。今日は大事な会議があるので、何としてでも会社に向かわなければなりません。焦りに焦ったAさんは後ろに回り、車を手で押して何とか進もうとしています。「うーん、何で走らないんだ?!」とAさんは悩みます。

Aさんの車を走らせるためにはどうしたら良いでしょう?

まず、車が止まってしまった原因として、ガス欠やパンク、故障が考えられます。ガス欠ならば、ガソリンを給油する必要があります。パンクや故障してしまったのであれば、業者を呼んでレッカーしてもらうなどの対処をしなければなりません。何にしても、Aさんのように「動かない!」と焦ってばかりいても何も解決しません。

ではここで、この状況を「気力がない」と悩む今の自分に置き換えてみましょう。

これまで目標に向かって努力を続けてきた。だんだんと調子が悪くなり、気力がなくなってきた。「気力がない、どうしよう」と悩み、頭を抱える日々。それでも、何としてでも前を向いて進まなければならない。そうやって自分を鼓舞しながら無理やり進もうとする。でも、できない……。

質問です。

あなたを動かすエネルギー(=ガソリン)はなくなっていませんか? どこが故障したかわかりますか? 力技で何とか解決しようとしていませんか? 車を後ろから手で押すようなことをしていませんか……?

鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス


気力を取り戻すのは、ガソリン給油のように簡単にはいきません。ましてうつ病になってしまったのなら尚更。ある程度の期間が必要です。故障してしまった箇所がいくつもあるかもしれません。

そうやって故障した部分を修理しながら、エネルギーを補給していく。それが休養と服薬。薬の助けを借りながら、しっかり休んでパワーを充電したいところです。

そして、ここで冒頭の言葉を再び。

「気力が回復するまで待つべし!」

心の傷を確実に癒してくれるのは時間です。焦らず、急がず、エネルギーが満タンになるのを待ちしょう。

それが完了すれば、再び走り出すことができます。ってそれまでが大変なんですけどね。

待ちぼうけは退屈かもしれません。でも、「待つ」能力もいつか役に立つんじゃないかな~と私は思っています。