以前、薬の副作用・薬害について書きました。

抗うつ薬は敵か味方か?!

これ以降、うつ病治療に使われる薬について、素人なりにふにゃふにゃと考えるようになりました。今日はそんな私のつぶやきを少し。もしお時間ありましたら、お付き合いくださいませ。

「リスクもクスリとすり替える」精神医療?!


私は薬物治療を続けた結果、寛解まで回復しました。そして、現在も体調は安定しています。そういった個人的経験も含めて、治療薬は必要だと痛感しています。今振り返ってみても、あの重いうつ状態で何も対処していなかったら死んでいたなぁ~と思います。

「薬害」や「反精神医学」に関する主張に諸手を挙げて賛成することはできません。だからと言って、「お薬は万能」とも思いません。それぞれの主張に「なるほど」と納得させられる部分があって……。

正直言って、もう何がなんだかわかりません。そうして混乱した私は、極端な主張やその発信者の押しの強さに気後れするばかり。そんな状況に陥るたび、「精神医療不信になる前に、無事回復した私はラッキーだったんだなぁ」と思います。

「滅相もない節操もない」柔軟なバランス感覚


そんなことを考えながら、私は改めて確信しました。
  • 薬を自己判断でやめてはいけない(良し悪しに関わらず)
  • 柔軟でバランスの良い考え方が、生きていく上で大いに役に立つ

治療で使う強い薬を素人判断で扱うことは危険です。たとえ「薬物治療は適切ではない」「精神医療には問題点がある」という意見があったとしても。長期間服薬を続けている以上、一気に断薬してはいけません。身体に負担がかかるからです。薬を飲み始めたときのように、医師の指示に従って、様子を見ながら少しずつ調整していかなければなりません。

そして、薬を減らすためには、薬に頼らず自分の力で歩けるような訓練・リハビリが必要です。その際には、やはりその人の考え方や生活態度が関わってきます。

最終的には薬を飲まずに生活できることが理想ですよね。そのためにも休養が必要。休むことが仕事です。そして、ガチガチに凝り固まった考え方をほぐしましょう。その作業こそが「柔軟でバランスの良い」心構えの基礎になるのだと思います。

「スリルもするりとすりぬける」生き方を


そのために、私にできること。それは、精神科医の先生・カウンセラー・薬剤師さんの立場ではカバーできない、よりリアルな部分・うつ病患者さんの本音に寄り添うこと。

立派なことはできませんが、このブログを読んでくださったあなたの心を「ふにゃ」っとさせる情報をお届けできたらと思っています。それと、真面目で責任感が強いあなたには「したたかさ」もね。とか何とか言う私もまだまだ未熟者なのですが。

まぁ、気負わず、言葉遊びを楽しみながらいきましょう。ふにゃふにゃ~。



<本日のBGM>
忌野清志郎 「わからず屋総本家」

本日のタイトル・見出しは、この曲からの引用です。
この曲を聴くと、自分がいかにカチコチに凝り固まっているか気付かされます。